【CSR活動】健康経営優良法人(通称:ホワイト500)2018年認定製薬関連企業
経済産業省など国の機関が、従業員の生活習慣病や過重労働対策など、健康に配慮した”健康経営”に取り組む法人を「健康経営優良法人(通称:ホワイト500)」として指定し、その中でも製薬企業30社のリストが公開されていました。
2017年から始まり、まだ今回2回目とのことです。
まだ2年目ともあって、一昨年対策できていなかったところが取り組み始めた、というところかと思いますが、製薬会社のように健康に対しクリーンなイメージのある会社には、メリットの高い(国も「対策している」と言いやすい)取り組みかと思います。
会社として「健康宣言」をするなど、CSR的活動もさることながら、その実施内容(これって会社での実施実績自己申告なのかな)も評価の対象になるかと思いますが、会社全体の<健全経営>が問われる内容、ということですね。
今通っている大学院で製薬会社のMRさんと知り合う機会が多いのですが、結構喫煙率が高い・・・それだけストレスも大きい分野ですよね。
*1:Answer Newsより転載
【ESG】国内銘柄評価|東洋経済
2016 年8月30日時点のものなので、少し古いです。
先日記載したMSCIのものと比較するとそんなに変わらない部分と大きく違うところと。
成長を見込める手堅いところが上位に来ている、という印象もありますが、それ以上にここ数年で入れ替わりも大きそうなので、それぞれのランキングも注目したいと思います。
【ESG】なでしこ銘柄
ESGについて調べ始めた時から気になっていたんですが・・・
この「なでしこ銘柄」っていう名称。
女性活躍に優れた上場企業を選定「なでしこ銘柄」(METI/経済産業省)
なでしこ銘柄とは
経済産業省は、東京証券取引所と共同で、2012年度より女性活躍推進に優れた上場企業を「なでしこ銘柄」として選定し、発表しています。
なでしこ銘柄は、「女性活躍推進」に優れた上場企業を「中長期の企業価値向上」を重視する投資家にとって魅力ある銘柄として紹介することを通じて、企業への投資を促進し、各社の取組を加速化していくことを狙いとしています。
ESGでいうとS(Social)の部分での「女性活躍」を指していると思うのですが、逆に幹部登用で外部へのポーズだけを取っているように見える企業もあり、ひっくるめて「なでしこ」って言うのもどうなのか・・・というのが個人的な意見です。
日本はまだまだホモソーシャルな国であり、特に既得権の多い会社上層部で女性として働いていくためには、まだまだ迎合せざるを得ない部分もあると感じています。実際にデータを集めているわけではないのでただの偏見ですが、その『ホモソーシャルで生き抜く技術』なりバックアップがある方が幹部に登用されている、ということも多く、女性が働きやすい環境が整っている、男女ともに育休が取れる環境である、日常的にセクハラ、モラハラなどが発生しない(男性の多い職場では、女性が柔らかくいなすことで見過ごされている部分も多くあるかと思います)環境が整っている、という場合にこそ「なでしこ銘柄」として承認されるべきでは・・・と思うのですが、なかなか数値化は難しいですよね。
【ESG】不祥事発生時の格付け
ESGの特徴として、会社としての業績だけでなく不祥事、事故の対応なども蓄積され評価される、というものがあります。
実際に不祥事発生時の格付けがどうなるのか、気になる記事がありました。
■ 不祥事発覚の神戸製鋼、MSCIのESG企業指数では、最上位から二番目の高い評価のAA格。|一般社団法人環境金融研究機構
今回の不祥事では詐称はあったものの、人的被害などが出ていない、というところが大きかったのか、反映が遅かったのかは不明ですが、また2018年度に変わった際にどのような格付けになるのか経過を観察したいと思います。
ちなみに、不祥事スコアの深刻度を以下11段階で色分けして表示されていますが、「0 Red」に該当するのは現時点では東芝と東電とのこと。
---------------------------------
【今日のリンク】
■ ESGレポート|大和総研グループ
・Environment(環境)、Social(社会)、Governance(ガバナンス)に関するテーマーの調査・研究成果などのリンクが貼られています。
【ESG】格付けについて
【ESG】女性の登用について
ESG投資として、日本総研が記事として取り上げています。(2017年3月9日)
海外投資家の間でもこうした女性活躍を進める企業への注目は高まっており、投資家にとって重要な投資パフォーマンスの視点からも、女性活躍を推進する企業に対する投資分析が進んでいます。
とくに米国はその傾向が高く、2017年は女性管理職の登用が進んでいるとか。
まだまだ日本では「ESGなにそれうまいもんか」の状態なので、今から準備を進めることでオリンピック後にも残れる企業になるのではないでしょうか。
【ESG】CSRの必要性
CSRとは
Corporate Social Responsibility の略で、「企業の社会的責任」と表されます。
CSRは企業が利益を追求するだけでなく、組織活動が社会へ与える影響に責任をもち、あらゆるステークホルダー(利害関係者:消費者、投資家等、及び社会全体)からの要求に対して適切な意思決定をする責任を指す。
と、書き表されるように、企業が経済活動を継続していくために利益を追求するのみでなく、コンプライアンスなど方針を表明し、それを遵守することを旨とします。
なぜ、CSRが必要か。
今となっては「健全な経営」であることが当たり前の世の中になっていますが、その利益の源泉となる企業が安全に、問題なく経営されていることが企業の永続につながり、社会的利益をもたらすことが強く求められています。
特に上場企業にとってはIR(インベスター・リレーションズ)など、ステークホルダーにも利益をもたらすことにもつながりますので、CSRまたそれにつながる活動は企業の経済活動にとって不可欠なものとなってきています。